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伊勢崎オートレース、市議会総務委員会で議論が白熱

車椅子で伊勢崎市議会議員の高橋のぶたかです。

 

本日の伊勢崎市議会総務委員会は、伊勢崎オートレースの現状や今後で議論が白熱しました。

今年度一般会計への繰り出しを1億円行なう伊勢崎オートレースですが、来年度の繰り出しは「ゼロ」。

今年度と来年度を通して選手宿舎建て替えに15億円を借金せず、今まで貯めてきた基金を使い果たすためです。

来年度の方が収入も増加する予想ですし、いせさき花火を来年度開催しないため、伊勢崎オートレースから2千万円の補助金も出さなくても、一般会計へ繰り出す余力がないとのことです。

ちなみに、予算ベースで令和7年度は262億円を見込み、令和6年度は257億円でした。

 

オートレースの収支は、簡単に説明しますと…

100円、車券を購入したら、70円が当たりの配当に換金されます。

粗利益は30円。車券を購入する83%は、現在民間ポータルサイトで、その手数料が収入の13%ほど掛かります。

残りは、17円。その残りで、選手の報償費、警備代、光熱費、さらに伊勢崎オートレースは特殊で施設の持ち物は東京都競馬株式会社様ですので、その賃料も発生します。

 

コロナウイルス発生前は、民間ポータルサイトでの購入がそれほどでもなかったので年間の売上が150億円でしたが、利益率も悪くなく、何とかやっていけました。

しかし、現在売上が250億円あっても、光熱費、人件費の高騰も重なり純利益が、残るかどうか。上手くいけば一般会計に数億円、もしくは1億円繰り出せるかという状況です。

 

利益も出せない公営ギャンブルなど、価値がないからやめてしまえというお考えは、ごもっともです。

しかし、伊勢崎オートレースが50年ほど行なわれて、全国でも5会場しかありません。

400名程の方たちが関わっており、その関連会社やご家族を含めると数千人が関わっていると思います。

そして、今やギャンブルを通り越し、エンターテイメントや居場所としてなど多目的化されてきており、もはや文化になりつつあります。

正直、やめることは難しくないでしょう。しかし、せっかくあるものを、もっとより良く継続していくことも大切なことでしょう。

 

今晩は、総務委員会での懇親会がありました。

高橋のぶたかも、高校性の頃、オートレーサーの試験を受け、若い頃全国の全てのオートレース場にも行ったことがあるほどですので、伊勢崎オートレースを担当している公営事業部の方たちとも話が弾みました。

そこで市の職員さんが、「高橋議員、2024年のベツトオブマッチイヤーの1位と2位が、伊勢崎オートレースだったんです!」と満面の笑みで教えてくれました。

帰って確認したら、本当でした。

https://autorace.jp/news/2025/03/12/036434/

市の職員さんも、これほど好意を持って頑張っていることを、オートレースファン・選手・関係者・市民の方などの多くの方に、知って頂きたいと思い、ブログに書きました。

 

これからも、みんなでオートレースを盛り上げていけたらと思います。

コメントをお書きください

コメント: 4
  • #1

    いなざとひとみ (木曜日, 13 3月 2025 10:11)

    おはようございます。ビックリ…�レーサー?もなさっていたとは初耳�
    懐かしいでしょうね��

  • #2

    船橋の民 (木曜日, 13 3月 2025 19:31)

    船橋競馬場は観客席を建て替えてから重賞の最高売上を更新させています。傍から見ると選手宿舎より先に観客席側を充実させた方が良いと感じております。宿舎を建て替えないといけない事情があるのかもしれませんが。船橋競馬場は観客席側の完成後、厩舎側も建て替える話があるそうです。先ずは集客を優先で経費を使ってもらいたいものです。公営競技の中で1番訴求力が弱いというか、下手くそだなと感じてしまいます。

  • #3

    高橋 のぶたか (木曜日, 13 3月 2025 22:40)

    いなさとさとみさん、オートレーサーの試験を受けたことがあるだけで、不合格でした。

    船橋の民さん、おっしゃるとおりです。
    売上なくして継続なし、ですね。
    しかし、築50年の選手宿舎の老朽化は、正直ひどかったです。建替は仕方ないかと思います。
    これからは、売上をいかにあげるかが第一でやっていかないとですね。
    皆さんにご意見をいただきながら、私も長年のファンの1人として、議会でも提案していきたいと思います。

  • #4

    伊勢崎の民 (月曜日, 17 3月 2025 01:43)

    Googleニュースのレコメンドからきました。
    高橋議員のご意見に概ね賛成です。

    これまでオートレースが果たしてきた役割は大変大きいので、単年の収支だけ見て判断するのは反対です。
    船橋の民さんも仰られてますが、危機的状況だった地方競馬が近年盛り上がっているところを見ると、「あー、高崎競馬も続いていたら今頃は盛り上がっていたかもなぁ」などと考えてしまいます。(結果論なので何とでも言えますが)

    サイト経由だと車券の手数料が大きいということは知りませんでした。
    この辺も観覧者に周知しつつ、現地で車券を購入してもらえるような仕掛けや宣伝が必要なのかもしれませんね。
    (例えばVRゴーグルを装着して選手目線でレースを観戦できるとか・・・そこでしかできないこと かつ 楽しいことがあるといいかも)