車椅子で伊勢崎市議会議員の高橋のぶたかです。
元南三陸消防署副所長で震災の語り部である佐藤誠悦氏による、東日本大震災の災害現場の生の事実を語るご本人も、涙を流しながらお話ししてくださいました。
私も、涙が何度も流れました。
人を思いやる、行動することの大切さを改めて学びました。


災害時の男女共同参画の対談では、国立病院機構高崎総合医療センター長の町田浩志氏も入り、具体的な内容も話されました。

実は、高橋が15年前に仕事中の落下事故で伊勢崎から前橋日赤病院にドクターヘリで運んでくださったのが、町田先生で、当時、前橋日赤病院に所属していました。
町田先生は救急医で、群馬にドクターヘリ運営をつくった方で、とても熱意のある方です。
町田先生は、群馬の救急医療の偏在を危惧しています。
救急医が、前橋に40名・高崎に数名・太田に5名・伊勢崎に数名くらいというところに危機感を持って欲しいと常々おっしゃっています。
たしかに、伊勢崎市消防による救急出動件数は、年間13,500件で、1年で1,000件づつ増加しています。
その60%は、高齢者の急変です。1分1秒を争うのに、遠くの3次救急病院よりも、地元の近くのある程度大きな病院でも受け入れられる体制を整えるべきと提唱しています。
高橋も、議会で取り上げたことがあります。
伊勢崎市の尽力により、伊勢崎市民病院も医師が増え、頑張ってくれています。
伊勢崎市消防と伊勢崎市と病院・消防・行政が単一組織でできる強みを活かして、伊勢崎医療圏(伊勢崎市・玉村町)の救急医療体制を整えていきたいです。
伊勢崎市では、近年鶴谷病院が、救急者受け入れに頑張っているとお聞きしています。2次救急病院にも確か指定されていませんが、頑張っている救急医がいて、私の同級生も一命を救って頂きました。
ぜひ、現状を知っていただき、どうしていけばいいのか、みんなで考えていけるといいなと思います。

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松島規雄 (火曜日, 11 2月 2025 16:40)
髙橋さま
いつも有益な情報いただきありがとうございます。
今日は体調悪く一日寝て過ごしています。
14年前、福島第一発電所で過酷事故が有った際、埼玉支店本部で情報班として、10日ほど寝ずに計画停電。国と本店、第一の吉田所長のやり取りも大画面で見ていました。
悪夢で、今でも思い出すと涙が溢れます。東電というだけで仕出し弁当屋、コンビニも何も売ってくれず、乾パン、缶詰、ミネラルウォーターで過ごしました。もちろん風呂にも入れません。家族の安否は把握しましたが、もどかしかったです。
ですから、口酸っぱくリジェリエンスの強化を訴えています、
先日、伊勢崎創年会で境淵名の議員が「伊勢崎は災害がないからデータセンターとかの誘致に最適だ」と言っていました。殴ろうかと思いました。令和元年台風19号で市南部は緊急避難指示が出されました。
今回の講演会で学んだ事を含め、市民を救う手だてを提案して下さい。
高橋 のぶたか (木曜日, 13 2月 2025 13:59)
松島さん、貴重なご意見ありがとうございます。
311の時は、我々が想像していたことよりも過酷だったのですね。
レジリエンスの強化、大切ですね。
台風19号では、利根川決壊寸前が有名でしたが、絣の郷近くの粕川も、あと1mくらいで決壊で、恐ろしかったです。
1200年前にいせさきで震度7クラスの弘仁地震、地震活発期は1000年周期とも聞いたことがあります。
様々な歴史、経験から供えを万全にするのと、平時につながりをつくる、そしてコミュニティーの希薄化を改善していくことも大切ですね。
災害時要援護者の集団である障害者団体の防災意識は高いですから、この分野も力を入れていきたいと思います。
松島さん、今後ともご指導お願い致します。