車椅子で伊勢崎市議会議員の高橋のぶたかです。
群馬県立伊勢崎特別支援学校は、90人規模のお子さん達を受け入れることができる施設となっていますが、現在178人が通っており飽和状態を通り越している状況が続いています。
そのため、群馬県が東側に敷地を広げて、建物の増設と既存建物の長寿命化を行ないます。すでに工事が始まっています。
今まで高橋にも、たくさんの相談がありました。その中で、通学、朝の送迎関係が多いです。
実際に見てみようと思い、隠れながらひっそりと観察しようと思いました。事前に先生に知らせてしまうとお忙しいのに手間を取らせてしまいかねないのと、リアルを知りたかったためです。
しかし、車椅子の高橋ですと隠れようがなく、あっという間に先生にばれてしまいました。
8:40の開門と同時に乗用車での送迎車が、校内駐車スペースに駐車し、親子が降りて玄関で待つ先生にお子さんを手渡しします。様子を伝えるなどの少しの会話を済ませて、保護者は車に戻り道路へ出て行きます。この一連の流れが平均5分くらい。
駐車場は手狭で、1度に数台ずつしか入校できません。道路に数十台が待っています。
先生たちは、分担で誘導も行っていました。
この、目まぐるしい登校が9:10ころまで行なわれました。
9:00ころには、スクールバス3台が到着して、降車時に先生と会い、一緒に校舎に入っていきました。
スクールバス3台には、おおよそ90人くらいのお子さんが乗っていたかと思います。
だとすると、保護者の送迎が、およそ90人くらいだったかと想像できます。
この登校が落ち着いたのが9:20ころでした。
見ていての感想は、これを毎日やっていることに頭が下がりました。同時に、大変と感じました。
お子さん・保護者・先生ちは、大変なのが当たり前になっているのかもしれませんが、正直ショッキングでした。障害があるから大変なのが当然というような空気感さえ、感じてしまいました。
増設され、このような課題が解消されることを願います。
同時に、今の方たちが、もう少し苦労せずに登校作業が行えるように、考えていきたいと思います。
群馬県も、もう少し予算を厚くすべきです。改善できることは、たくさんあります。
伊勢崎市としても、できることはあります。
そのひとつに、2024年9月の伊勢崎市議会での高橋の一般質問において答弁で、障害のある子の通学に障害福祉サービスの「移動支援」が使えないか、条件を緩和できないか検討するとおっしゃっていました。
その他にも、できることを働きかけていきたいと思います。
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