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伊勢崎駅前のゴミの散乱、市内の治安の悪化の状況

車椅子で伊勢崎市議会議員の高橋のぶたかです。

 

写真は、令和5年11月5日㈰夕方、伊勢崎駅前のゴミのひどい散乱状況です。

ブログにして皆さんに状況を知ってもらおうと思います。

私が議員になって6年目ですが、仕事柄、伊勢崎駅の北の自宅から市役所までの2.5kmを電動車椅子で30分かけて、週に1から2回くらい通っています。新しくなった伊勢崎駅や駅周辺区画整理事業の現状を観察しながら通行しています。

 

私が、観察し続けて、ゴミの散乱が多く、問題を起こしそうな人が居座ったり、タムロして雰囲気が最も悪い時期が令和4年の秋ころでした。その頃、夜の伊勢崎駅の状況は、まさにカオスという感じでした。

カツアゲなども多発していたようです。

そのような状況だったので、警察が巡回を強化し、少し風紀も改善されました。

上の写真のベンチに手すりが設置されましたが、これはベンチ上で寝そべり居座ることを防止するためでもあり、ここの担当である市が設置しました。

 

伊勢崎駅南口の屋外トイレは、以前便器が壊されたり、多目的トイレ内でシンナーの様なものを吸う騒ぎが継続してあり、多目的トイレが半年くらい利用できなかったこともありました。

今では、トイレ前に監視カメラが設置されています。

 

車の運転ができない私は、たびたび電車も利用します。

ここ数ヶ月で、夜の前橋駅・高崎駅・桐生駅に行ったときに観察してきましたが、ゴミはほとんど落ちていなく、問題を起こしそうな柄の悪そうな人や居座る人も見掛けず、普通の駅の雰囲気でした。

今の伊勢崎駅は、以前より改善されたとはいえ、前出の3駅に比べて雰囲気が今でも違います。私の肌感覚ですと風紀の差は数倍あります。

 

以前、私も駅にゴミ箱を設置した方がいいと思い、市の担当課にも提案したことがありましたが、設置されませんでした。今となっては、その理由が分かる気がします。

私が見る限り、前橋駅・高崎駅・桐生駅も駅にはゴミ箱が設置されていませんでした。それでもマナーが守られキレイでした。

今の風紀のままで伊勢崎駅にゴミ箱を設置しても、新たな問題が起こることが想像できてしまいます。

 

それと、伊勢崎駅前にお店も少なく閑散としていることも風紀を悪くする原因のひとつかと思います。

高崎駅は今では多くの人が利用していますが、再開発前の賑わいが創られる前は、風紀が悪い時期があったと聞いています。

その意味でも、伊勢崎駅周辺土地区画整理事業の進捗を強めていく必要があります。

 

あと、若い人がエネルギーを発散する場が少ないという声もよくお聞きしており、私も同感です。

それゆえ、伊勢崎駅に暗くなったら集まり何かするという構造が作られているとも受け止められます。

実際に、夜遅くタムロしていた若い人たちに、直接聞いたこともありますが、同様の意見を言っていました。

写真は、令和5年10月26日に開催された伊勢崎市青少年健全育成環境浄化大会で伊勢崎警察署の方が講演してくださった一部です。

刑法犯認知件数は、県内でも増加傾向にあり、警察署別では、伊勢崎警察署管内の伸びが圧倒しています。

 

令和3年3月、伊勢崎市本町で起こった発砲事件。その少し前から治安が悪くなっている感覚がありましたが、数値で見ると再確認できます。

 

ちなみに、市議会の経済市民委員会に所属していて、その中の一部の議員が、青少年問題協議会委員の役職に就くことができ、私も委員だから大会に参加することができました。

このような貴重な講演は、多くの市民に聞いて頂きたいところです。

新聞にも掲載されない事件も多く起こっているウワサも耳にしています。

 

伊勢崎駅前のゴミが散乱している状況、市内の治安が悪化している状況と関連付けるべきか微妙なところですが、伊勢崎市は投票率の低さも県内でいつも1位か2位です。

前回の参議院議員選挙では、全国ワースト9位でした。全国1,785ある自治体の中で、投票率が9番目に低かったというです。

何か、最近、伊勢崎市の常識は、世間の非常識なんて感じることもあるような気がします・・・

 

伊勢崎市のいいところは、都会でもなく田舎でもなく、キッチリしすぎずある程度の緩みというか寛容な所だと思います。人口減少率も少ない。

でも、そのいいところの裏を返せば、「なあなあ」なところが欠点とも感じます。

いいところを残しつつ、欠点を改善していきたいですね。