· 

フードバンク&相談について

 伊勢崎市民を中心とした有志で行われているボランティア団体「みんなの家かがやんち」主催のフードバンク&相談が本日、令和4年(2022年)5月15日㈰に開催されました。

 コロナ禍により生活に困窮する方に対しての支援として令和3年(2021年)4月に第1回目が開催され、2ヶ月ごとに実施されてきて、今回は第7回目でした。

 ボランティアも50名が集まり、支援を必要とする方は100名が来場されました。伊勢崎市の特徴でもありますが、今回も外国籍の方が半数以上いたかと思います。

 

 昨年の最初の頃は300人近く支援を必要とする方が来場されていましたが、最近では100名くらいに落ち着いてきました。

 その原因が、生活困窮者が減少してきているのならば喜ばしいのですが、疑問に感じています。なぜなら、生活困窮の方に20万円の貸付申請をする窓口が、伊勢崎市社会福祉協議会4階で行われており、そこで開催情報のチラシを配布してもらっていました。

 最近では、その貸付申請をする対象の方たちが、一通り申請を終えたので、窓口に人が来なくなっています。よって開催情報も伝えることが出来なくなっているのではないかと感じています。

 100名の方は、インターネットや伊勢崎市役所の掲示板から情報を得ているのではないかと。

 情報発信は、1つのボランティア団体だけでは限界がありますので、伊勢崎市及び伊勢崎市社会福祉協議会様と連携していけるようにしていけたらと思います。

 

 また、やりようなのかもしれませんが、活動も活発化されてきているため運営や事務、段取なども増えてきているためボランティア団体のままだと大変になってきているのも事実で、今後の検討課題となってきました。

 

 伊勢崎市も、ウィズコロナという方針に変わってきたため公共施設を休館には基本的にしていかないかと想定されますので、そろそろ公共施設をお借りして開催していけたらと思います。

 

 そして、近年はコロナ禍に限らず、複数の原因が重なり生活が困窮してしまっているというお話しも、このフードバンク活動を通して、当事者の方から多く聞いております。

 ぜひとも、支援の制度や我々が行っているようなフードバンクなどを活用して頂きたいと思います。社会資源は、必要な人がしっかりと活用してもらうためにあるので、気兼ねなく相談して頂きたいと思います。

 今年度より、伊勢崎市役所社会福祉課内に、福祉の総合相談窓口も新設されましたので、ご活用頂けたらと思います。

https://www.city.isesaki.lg.jp/soshiki/hukusiko/shakai/sougou/12972.html

 

 本日、支援を必要とする方と一緒に来たお子さんが、「僕もお手伝いがしたい」とボランティアをしてくれました。それも、最後まで2人がしてくれました。

 ボランティアも大学生や専門学生の方たちが増えてきています。このコロナ禍で日常生活、学校、アルバイトが制限されているため、ボランティアに参加する学生も多いのかなと感じています。

 また、民生委員さんや一般の方、そして支援品を持ってきてくださる方、寄付金を持ってきてくださる方も後を絶ちません。

 

 この活動は、支援品を配る・もらうという単純なものではないと毎回感じます。人と人とのコミュニティの場にもなっていると感じます。

 

 私は、ボランティアの一員として、毎回参加していますが、この活動を通して、今、人々は何を求めているのか。そして、何が必要とされているのか。ということを考えさせられるようになりました。

 

 伊勢崎市議会議員として、どこにどのようにアプローチをしていけばいいのか、どのような提案をしていったらいいのか、皆様と一緒になって考え、取組んでいきたいと思います。

次回、開催予定です。

皆様、宜しくお願い申し上げます。