· 

公共施設のあり方、伊勢崎市の3種の喫緊の検討課題

 ぜひ注目していただきたいのが、公共施設の今後のあり方です。市は委員会を設置し、市民にアンケートも5/24から募ります。

 

特に、この3種が喫緊の課題です。

1.公設プール:特に市民プール。少子化、年間開催日数50日、50m公認プール利用大会は年に3回程。

2.高齢福祉施設:特に高齢入浴施設を継続していくか。各家庭にお風呂がほぼ整備された今でも。

3.保健施設:3つ統合&赤堀の2拠点体制→4つ統合1拠点体制(ひじ市長の意向)

 

 私も3年間、議会で取り組んできました。

 今の私の考えは、基本的に「縮小派」です。

 なぜなら、毎年の社会保障費の増大により、公共施設の建て替えどころか維持修繕も満足にできていなく、雨漏りしている施設も増えてきていること。

 水道事業も継続していけなく、2020年度に水道料金を一律10%値上げをしたこと(それでも足りないので2024年度、2028年度に10%ずつ値上げする予定)

 

【案】

1.あずまウオーターランド:継続

 屋内型により、通年利用可能。高齢者の健康維持に人気(およそ7割が高齢者)。来場者数も年々増加傾向にある。

 ただ、維持管理が特に掛かる。高齢者は無料になっているが、子ども料金程度を徴収してもいいのでは。

 

 市民プール築50年で寿命。境プールもあと10年で寿命。

 屋外型。年々減少傾向。およそ7割が子ども。

 境プールが寿命となる10年後に2つを統合し、1つ境プール程度の規模の屋外型を造る。また造るか議論していく。

 

 現状、3つのプールの収益は1,500万円。経費は1億円掛かっている。

 

 

2.高齢入浴施設:順次廃止

 寿命となり次第廃止にする。ただし、必要な人には、銭湯の入場券と交通費の補助を行うなどの個別対応を行っていく。

 

 

3.保健施設:4つを統合し1拠点体制

 効率が良い。集団検診は各公民館等で行うので1拠点で問題ない。赤堀の施設はまだ古くないので、他の用途で利用する。

 

 

【まとめ】

 地方自治体は、お金をすれないので、限られた予算しか使えません。デジタル化、災害対策など他でもやらなければいけないことは山積していることから基本的に「縮小派」と言いましたが、ニーズがあり必要なものは行い、ニーズが減少してきて、今後さらに必要性がなくなるものは縮小・統合・複合化・廃止をしていくことが必要となってきていると感じています。

 

https://www.city.isesaki.lg.jp/material/files/group/17/kisyakaikenn2021_05_01.pdf

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    小林君代 (火曜日, 18 5月 2021 19:38)

    縮小に賛成します。プールは屋外は利用少ない。老人中心の風呂は介護保険のディサービス等もあり昔の様に、家に風呂の無い人も少ない。保健師さんの業務も出来るだけ統合して忙しい中無駄な時間を省ける様に、配慮してほしい。

  • #2

    高橋 宜隆 (火曜日, 18 5月 2021 20:22)

    小林君代さん、ご理解頂きありがとうございます。しっかりと議論して、いい方向へ進めていきたいと思います。公共施設については、今後も発信していきたいと思います。今後とも、よろしくお願いします。