2021年4月25日(日)10時から伊勢崎市内で、「みんなの家かがやんち」が開催した第1回目のフードバンクには、多くの人が来てくださり、この活動の必要性を実感しました。
ひじ伊勢崎市長も来て、お話しをしてくださり、頼もしく感じました。行政ができること、市民ができること、協力し合えることをお互いに模索しながら共生のまちへと向かっていけたらと思います。
しかし、行政が関わることにより、団体の活動が制限されてしまってはもったいないので、あくまで市民が主体で、行政が後方支援という立ち位置がいいのかもしれないです。
前橋の「からあげ弁当うみんちゅ」さんがボランティアにて出店してくださったり、他の企業の方たちや個人の方たちも多くの食材と日用品を提供してくれました。
この活動を具体化するキッカケとなった神奈川県茅ヶ崎市の「特定非営利活動法人 Good Family」様・「井上ケイ同志会」様の方たちもたくさん関わって頂き、輪が広がったようです。
周知期間が少ない中でも、これほど多くのボランティアさんや来場者の方が来てくれたのは、様々な機関の方や地域の方々、諸先輩方が周知し、協力してくださったおかげです。
・来場者 約150名 (外国籍の方も多かったです)
・ボランティア 約30名
コロナ禍による経済的困窮の他にも、障害者年金確定まで何ヶ月もかかり、その間収入がゼロとなり、貯金を切り崩している方からも直接お声を頂きました。
また、家族全員が障害があり、食事も満足に食べられないばかりか、作ることさえできないというご家族がいることもお聞きしています。
今回、支援を受けた方の中には、今後ボランティアがしたいとおっしゃってくれた方もいました。
また、メディア等からの情報で知り、募金に来てくださった方もいました。
支援品は、この1ヶ月で何十人の方が様々な物を提供してくださいました。アマゾンから直送してくれたり、お金を寄付してくれたりもあったようです。
ティッシュペーパーはもちろんですが、オムツが欲しいという人も多かったのも、実情を表しているのでしょう。
「ボランティアさんたちの温かいお声掛けが嬉しかった。」と多くの来場者の方がおっしゃってくれていて、ボランティアの方たちも、励まされていたように感じます。
このように、今回のフードバンク開催中でも、その一瞬一瞬で支援する・されるという関係性が、逆転する場面が多々ありました。
我々は、この活動を通し、支援される側・する側に関わらず、お互いの生きがい再発見の場とできたらと思います。
さらに、多文化共生の推進にも寄与するでしょう。
また、世代間交流や地域コミュニティの構築、異業種交流、さらには協力事業者の宣伝効果などの副産物的なメリットもあり、多様性を認めある共生並びにSDGsにも合致した取組と認識しております。
支援というのは、実はとても深く、複雑で、面白いものなのかなと感じました。
難が有るからこそ、有り難さが分かるものです。困窮しているからこそ、コロナ禍だからこそ、お互いに有り難さを感じ、行動を起こしたからこそ実感できます。
私も、今回ボランティアとしてお手伝いをさせて頂いたことで感じたことは多く、大変勉強になり、今後の活動に活かしていきたいと思います。
今後も活動を継続していくようですので、できる限り応援していきたいと思います。
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イダトモカ (木曜日, 20 7月 2023 10:58)
はじめまして
自分の給料マデ食べ物が買えなくて…詳しく教えて戴ければと思って
高橋のぶたか (木曜日, 20 7月 2023 13:16)
イダトモカさん、コロナ禍の時期はイベント型のフードバンク活動を2ヶ月に1度行っていましたが、現在ではイベント型の実施があまり行われなくなりました。
代わりに現在では、伊勢崎市内に複数の市民ボランティア的なフードバンク団体があり、その事務局(とりまとめ役)的な役割を伊勢崎市社会福祉協議会ボランティア・市民活動センター(伊勢崎市上泉町151、0270-27-5974)が行っていますので、そちらにお問い合せしていただくのがいいかと思います。
https://ise-shakyo.or.jp/about_us/files/kagayaki/kagayaki_vol55.pdf