車椅子の私は、他の市議会議員の方たちに比べれば圧倒的に行動力は劣っています。
でも市議会議員となって1年が経ち、用事があり市の施設へ訪れると、次回には写真のように簡易スロープなどを用意してくれています。
私が市議会議員だからとか、指摘をしたとか、要望したとか一切ありません。
では、なぜこのような配慮をしてくれるのか。
障害者差別解消法の合理的配慮が行政で法的義務になったから...
ではないでしょう(職員さんの顔を見れば分かります)
おそらく本能的に行ってくれているのだと思います。部署で話合い対応を考えてくれているのだと思います(部署や場所で対応に違いがあるから。共通しているのは何とかしようと一生懸命考えてくれている事。)
基本的に人はいい人が多いです。
バリア(物理的、制度的、情報文化的、意識的)を解消していくのに、効果的なのは当事者が行くということ。
指摘とかあまり必要ないのかもしれません(場合によってですが)
難解な場合は、どのように対応したらいいですか、って訊いてくれます。
私が市議会議員になって、たいした成果は残せていないと思います。
しかし、多くの人が変化していると感じます。
これからも一人でも多くの人と交わり、気付いてもらえるように活動していきたいと思います。
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弥勒寺雪 (日曜日, 22 9月 2019 22:59)
1年間の議員さん活動、本当にお疲れ様でした。この1年は未知の世界で想像以上に大変だったと思います。健常者の議員さんが行動で仕事をこなすなら、高橋さんは心でとても大きな活動をされていると思います。これは他の議員さんには逆立ちしてもできない活動です。高橋さんだからできる事だと思っています。参議院でも2人の車椅子の議員さんが誕生しました。これは本当に私達障害者には喜ばしい事です。そして伊勢崎市には高橋さんがいる。これは誇れる事です。「議員に挑戦」してくださった事、尊敬します。これからも身体と折り合いをつけながら、活躍してください。そして車椅子の議員さんの立場でたくさんの方に情報発信していってください。無力ですがお手伝いできる事があれば遠慮なく言ってくださいね。これからも応援しています!
高橋宜隆 (日曜日, 06 10月 2019 23:46)
弥勒寺さん、ありがとうございます!
弥勒寺さんをはじめ、多くの社会的少数派の代弁者として取り組んでいきます。
議員2年目は、市民の皆さんに関心の高いこと、知っていてほしい市の広報誌には載っていない情報を伝えて、1人でも多くの市民に市に関心を持ってもらいたいです。そうすることによって投票率も上がり、より多くの多様な意見が反映され、結果的にユニバーサルデザインな社会が近づくと思います。
とは言っても、大変険しい道のりには間違いありません。
ぜひお力添えをお願いします。そして一緒に活動していけたらと思います。